看護師を辞めたい人の心理と2年目のジンクスについて暴露

看護師として働いたことのある人なら必ず一度は考えること、それは「看護師を辞めたい」ということです。
特に看護師2年目前後にこの気持ちが強くなります。
2年目ジンクス、本当です!

仕事には慣れてきたものの、先輩看護師から一人前と認めてもらえなかったり、慣れから来るミスが増えたり、新人と先輩との間で看護師として伸び悩むなど原因はいくつもありますね。
誰かに相談しても理解してもらえないことも多々あります。

ここでは、自己分析をしつつどんな解決策が一番あなたに必要なのか一緒に考えてみましょう。

■看護師を辞めたい心理

①いつまでたっても新人看護師扱い

看護師資格取得後、若いうちに働くのは急性期病棟や病院病棟勤務が多いようです。
病棟実習でテキパキと無駄のない動き、嫌な顔ひとつせず患者さんに対応し、的確な処置をする先輩看護師が輝いて見え、「これこそ私があこがれていた看護師!」と思いそのまま看護の世界へ飛び込むことになります。

確かに、急性期病棟勤務で得られる経験やスキルは他では得難いものですね。
しかしその後、現実が待ち受けています。
仕事に慣れず、覚えることもたくさんあります。毎日先輩看護師に怒られ、涙を流す毎日です。

でも、きっとあの理想な看護師に私もなれると思い歯を食いしばって仕事を続けて一年が過ぎます。
自分の中ではかなり仕事を覚え、自立できていると思っていても相変わらず怒られてばかりで、新人看護師が入ってきてからもあなたと新人看護師の扱いが一緒と言うことがあるかもしれません。

いつになったら一人前の看護師になって働けるのか考えると急にすべてがいやになり、辞めたい気持ちが強くなります。
これとは反対に、看護師二年目になり、先輩看護師が新人看護師にかかりきりになり、うっかりミスが増える時期でもあります。

いままでは先輩看護師がフォローしてくれていましたが、それが無くなり、また他の業務を任される機会も増えなかなか集中して仕事ができないことがあります。
そのせいでミスをして落ち込むことを繰り返すかもしれません。
そうなると自信を失い、自分には向いていないのではと思い、転職を考え始めることもあります。

②サービス残業や夜勤が多く精神的、体力的に限界

特に看護学生から看護師として働き始めて、自分の勤務時間内に仕事が終わらないことはほぼ毎回です。
しかし、先輩看護師や師長からは勤務時間内に仕事を終わらせるようにちくちく言われることがあります。

また毎日患者さんの命を預かるものとして、勤務中はずっと緊張しっぱなしで気持ちが休まることがありません。疲れが常に蓄積し、プライベートの時間がなかなかとれず心身ともに疲弊してしまい、看護師2年目頃に辞めたい気持ちがピークになります。

③人間関係

同期看護師が本音で話し合えるとは限りません。
同僚でありライバルでもある関係なので、なかなか心の内を打ち明けられず、悶々としてしまうことがあります。
先輩看護師も通ってきた看護の道だと思うのですが、なかなか共感してもらえないのも現実です。

また、看護師1年目では分からなかったような職場の人間関係やいじめ、パワハラを経験したり見たりすると看護の仕事自体が嫌になり、職場へ行くのがだんだんおっくうになる事もあります。

④病院がブラックで休日手当て、残業代、深夜手当が少ない(もしくは全額でない)
看護記録が書き終わらない、急患が入る、就業時間外に研修や勉強会が入るなど看護の世界では残業が当たり前です。
しかし病院によっては残業は一日何時間までと決まっていたり、残業するなら許可が要ると言う病院があります。

さらに、残業代が少ないもしくは全額でないということもあります。
こうなると毎日サービス残業が続き、仕事量と給料が見合っていないということになります。

現在の状況がこれらの4つの理由にあてはまるなら、看護は好きだけど今の職場環境には耐えられないのでしょう。
同じ看護勤務内容であっても職場を変えるだけで今まで悩んでいたのがうそのように楽しく働けるようになりますよ。

もしかすると、今のあなたは自分の中にある「白衣の天使イメージ」に押しつぶされているのかもしれません。
看護師である前に、一人の人間として自分を客観視することも必要です。
つらい、しんどいという気持ちは自然の感情なので、その気持ちを押し殺して同じ職場で働いても結局自分が燃え尽きてしまうだけです。

せっかくの看護師ライフ、充実したいですよね。
患者さんやそのご家族、医師、スタッフ、病院自体に不満を感じるのも自然なこと。
看護師だからがまんすべきとか、看護師だからこうあるべきという思いで働いているといつもその理想像に当てはまらない自分に疲れ、苛立ち、がっかりします。

まずは「他の人がどうあれ私は私の仕事をこなす」と言う気持ちで働くと少し楽になると思います。
また、問題を一塊の大きな山と考えると圧倒されて耐えられなくなります。

まずは自分にとって一番つらい点は何かと考え問題を一つ一つ分けます。
今まで大きいと思っていた問題も分けて考えてみれば対処しやすいかもしれません。

■転職を成功させるために

まず、あなたが看護師を辞めたいと思う最大の理由は何ですか?
その理由を転職のときに活かすことができます。

いざ転職しようと思っても同僚たちにどう思われるか、どういう理由で退職するか、転職後理想の職場に出会えるかなど不安を覚えるものです。
日本人はどうしても他の人に合わせてしまい、自分だけ違うことを行うのが苦手です。

転職に関しても同じことが言えます。
しかし、これはあなたの人生にも影響することなので同僚よりも自分の考えを優先させて決定してください。
多くの人は「石の上にも三年」というように、ひとつの職場で最低三年働かないとキャリアに傷がつくとか三年以内で転職すると辛抱のない人だと見られ、採用の際にマイナスになると考えがちです。

確かに、同じ職場で長く働くことはスキルを高めることになり、また経験をたくさん積めることは確かです。
しかし、もし心身ともに疲れ果ててしまうまで働くならきっと仕事上のミスがさらに増え、ひどい場合は患者さんの生命まで脅かすミスをしてしまうかもしれません。

または、燃え尽きてしまい仕事自体続けられなくなることもあります。
しっかり今の自分の状況、状態を冷静に分析することをお勧めします。

看護師の仕事を選ぶ多くの人はとても正義感の強い人だと思います。
しかしその正義感が仕事を辞めたいと思うときに私たちを苦しめることがあります。
「まだ看護師二年目なのに、今辞めると逃げることになるんじゃないか?」と思い、なかなか次の一歩が踏み出せないと感じます。

まずは考え方を一度リセットし、逃げることではなく新たなステップを踏み出す勇気と考えてください。
正義感のあるあなたは次のステップを踏み出す勇気があります。
そういう積極的な思いは必ず良い職場にめぐり合えるでしょう。

〇看護師資格を活かした転職

看護師資格を使ったお仕事は私たちが知っている以上にたくさんあります。
ぜひ、転職サイトをチェックしてみてください。
転職サイトではこれまでの経験や資格をもとに、求人情報を検索することできます。

病院病棟に限らず、クリニックや企業看護師など新たな分野でのお仕事をすることで新たなキャリアを身に着けることができるでしょう。
こうした転職経験を通し、これまでの職場で培ってきた常識は、この病棟だけ、この病院だけの常識だったなどということに気づくこともあります。
このように、転職を通して、いろいろな現場で幅広く経験を積むことができ、どんな現場にも適応できる対応力を身に着けることができます。

また、今どの医療機関でも看護師不足と言われていますので、看護師資格保有者は看護師二年目であってもよい転職先が必ず見つかります。
常勤、パート、アルバイト、夜勤専門などといったいろんな形態の働き方があるので、ぜひあなたにあったものを選んでください。

それで、まず大切なのは、転職に関する情報をたくさん取り入れることです。
そうした転職サイトなどで、実際に転職した人の意見を見てみるのもとても参考になります。

〇看護師2年目での転職先

また、看護師二年目では、まだまだ現場で経験を積むことが不可欠な時期なので、転職するにしてもこれまでのキャリアに応じて育ててくれる医療機関を選んで転職することをお勧めします。
実際、転職しても”経験者扱い”であまりちゃんとした教育をしないところもあるのでたくさん情報収集しましょう。

また、ライフスタイルや、家族の状況に応じて比較的楽な仕事を選びたいという転職ニーズもあることでしょう。
例えば、転職先がクリニックだと、業務は採血や点滴といった勤務内容がほとんどですので、病棟に比べ仕事量としては体力的にも楽と感じる方も多いでしょう。

私自身、病棟からクリニックへの転職経験があります。クリニックや個人病院での仕事は精神面で楽ですし、検査機器の操作などの講習会もあってこれまでの看護分野とは異なる経験を積めるのでスキルアップにつながったと思います。
転職した当時はこんなにストレスが少ない職場ならもっと早く転職していればよかったと感じました。
たしかに、クリニックでの勤務は病棟勤務とは違い夜勤手当などなく、給料は以前に比べ少なくなっていますが、精神面でのストレスを考えると今のほうが良いと思います。

■看護師が他の仕事に転職するのは大変

一度は看護師以外の仕事をしてみようかとも考えたことがあるのですが、想像していた以上に条件のいい仕事は見つかりませんでした。
看護職と比べると他の分野のお仕事は給料が低く感じてしまいます。

看護職の専門性が高い分、それと比較すると他の分野ではなかなか長けているところが少ないかもしれません。どの会社でもWordやExcelなどは当然使いこせる必要があります。パソコンが苦手な人にはさらにハードルが高くなります。
そうすると新しい職場でも自分は必要とされていないという気持ちになりやすいです。

転職しても自分には合わずまた転職するかもしれません。そうなると自信を失い悪循環になってしまいます。
もし、看護師資格以外の資格があったり、何か特技がある方なら看護師以外のお仕事をすることで世界観が広がるかもしれませんね。

■仕事を辞めるときに役立つポイント

もし今の仕事を辞めることにしたなら、どうすれば円滑に確実に辞められるかを考えましょう。

①最低でも退職する一ヶ月前に看護師長に伝える

看護師はチームワークで働いています。退職する前にはお仕事の引継ぎが必要です。円滑に退職するためにも一ヶ月前に伝えましょう。
もしかすると退職する日にちを決められるかもしれませんが、ケースバイケースで対応できると思います。

師長の忙しくない時間帯を選び、できるだけ師長と二人だけで話すようにしましょう。きっと辞めることを反対されたり、引き止められることが予測できるので、そのような時にどのように説明できるか考えておきましょう。

退職したい理由は「病院が嫌、人間関係が嫌、しごとがきつい」などネガティブな理由ではなく、「資格を取りたい、やりたいことが見つかった」などポジティブな理由で辞めるほうが円滑に人間関係を悪化させることなく退職することができます。

師長に伝える際には「辞めたいと思っている」というと意志が固くないように思われます。
そうすると辞めないようにいろいろ言われ、結局、師長の押しに負けて辞められなかったというケースもありました。
師長にはしっかり「辞めます」と伝えましょう。

②退職届を提出する。

退職届の内容は詳しく書く必要はありません。
簡潔に「私○○は、一身上の都合により、来る○○年○月○日に退職致します。」というもので構いません。

③仕事の引継ぎ、挨拶回り

仕事の引継ぎをする際、引継ぎ漏れがないよう前もって引き継ぎの計画を立てておきましょう。
引継ぎの内容は詳しいほど感謝されますので、具体的に分かりやすいものにしましょう。
退職するにあたり、お世話になった師長、先輩看護師、その他のスタッフにもきちんと挨拶回りをしましょう。

■まとめ

まずは、自分の今の状況を分析します。
今働いていて良い所とそうでないところを書き出してみると焦って後悔するような行動をとらず、冷静に判断できると思います。
頑張りすぎないようにしましょう。

それから身に付けたいスキルを考えます。
これは具体的であればあるほど自分にあったお仕事が見つけやすいと思います。

転職を次のステップと考え、自分ひとりで悩まず転職サイトなどに相談してみましょう。
看護師の転職サイトのコンサルタントは経験豊富でプロなので相談しやすく、あなたに会った転職先を一緒に探してくれます。

自分にあった職場がみつかるなら、長く働くことが出来、経験を積むことができますし、転職して初めていままで仕事を辞めることを悩んでいたのが?のようと感じるかもしれません。

また転職して初めて自分の新たな一面が発見できるかもしれないですよ。
いつも笑顔で、いつまでも看護師として働き続けられるといいですね。