看護師転職で密かな人気!CRAのやりがいや年収・資格は?

現在でも看護師の仕事が大変で別の仕事に転職したいと思う方は多いです。私もその一人で、4年間の看護師勤務のあとCRAへ転職しました。

  • 忙しくて精神的にきつい
  • 自分の時間が持てない
  • やりがいが感じられない
  • 命に対する責任が重すぎる
  • そんなに大変なのに給料がわりに合わない
  • 女性社会から離れたい
  • でも誰の役に立ちたい
  • できれば看護資格が活かせるような仕事につきたい

私はそのすべての転職理由を解決できると思ったCRA(臨床開発モニター)への道をめざし、そして実際に転職しました。

ではそのCRAとは一体何か、転職成功の経緯と経験をご紹介したいと思います!

CRA(臨床開発モニター)の仕事内容について

CRA(臨床開発モニター)とは、GCPとプロトコール(治験実施計画書)に沿って治験が確実に行われているかをモニタリングして保証することです。

何となく難しそうに感じると思います。ひとつひとつ見ていくと、まずGCPとは省令で、治験に関する法律の一部で守らなければならないものです。

また治験とは、薬が薬になるために必要な試験です。人に対するテストなので人権や安全を保障する必要があります。

そしてプロトコール(治験実施計画書)とは治験全体の計画です。計画に沿って行動することで誰でも統一した治験を提供することができます。

まとめると、CRA(臨床開発モニター)とは、薬が薬になるための試験が法律と計画に沿って実施されているかチェックしてそのことを約束するスペシャリストです。

CRAの仕事内容

ではどうやって薬が将来的に薬になるための試験が法律と計画に沿って実施されているかどうかを確認し、それを約束するのでしょうか。

将来、薬が薬になるための試験で行政が定めた法律と製薬会社が作った計画書に沿って医療機関が適切に実施しているかどうか確認し、それを文書で約束することがCRAの仕事です。

  1. 治験実施医療機関への治験に対する指導
  2. 計画書違反がないかの確認
  3. 報告書の作成(看護記録のようなもの)
  4. 有害事象時の対応

などです。

ここでの登場するのは製薬会社、医療機関、CRAです。お互いに関わりますが看護師は病院の中、つまり医療機関にいます。このことからCRAとは実施医療機関とは離れた立ち位置であることがわかります。

今までは病院の内側で働いてたのを、今度は外側から病院を観察することになります。
立ち位置が違いますので業務内容は今までと大きく変わります。そもそもCRAが患者に直接関わることはありません。

看護師として治療を受ける患者が毎日きちんと内服しているか確認するときにすることは何ですか?

もちろんただ眺めているだけではなく、患者が決められた内服計画に沿って理解した上で、実際に自己管理できているのかを確認し、看護記録に残しますね。はじめは内服指導や副作用症状の観察も必要なはずです。

それと同じでCRAは計画書をもとに実施医療機関が理解して治験を行っているのか観察したことを記録に残したり、治験実施前の指導をしたり、計画書からの違反がないか(例えば患者に副作用が発生している場合に対応がきちんとなされているかなど)を確認します。

CRAの年収

では気になる実際の年収はどれくらいなのでしょうか。

正直年収の査定にはばらつきがあります。

しかしこれには理由があり、スペシャリスト・いわゆる専門職だからこそ経験値によって年収は幅広いのです。ただし基本減ることはありませんし、所属する会社が内資系か外資系によっても大きく異なります。

転職後に100万円以上年収が上がったという話もあります。(福利厚生といった部分では内資系のほうがしっかりしていることもありますので何を基準に会社を選ぶのかは考える必要がありそうですね。)

個人的な意見でいうと看護師からCRAへの転職の場合、未経験からのCRAであれば初年度は月24~26万、ボーナス2回として330~360万円ほどからのスタートなのかなという印象です。(ただし外資系になれば未経験でも月40万からのスタートということもあるようです)

そして何より魅力的なのは自分の頑張り次第で年収は大幅に増大できることです。ここが看護師時代と比べて違う点の一つです。

転職するうえで気になるのはどうしても初年度かもしれませんが夜勤がなく毎日目まぐるしい仕事場ではないこと、平日でもランチできたりすること、時間と心に余裕がある仕事だということを考えれば決して低くない条件だと思います。

むしろ頑張り次第で倍以上になるので年収アップとともにモチベーションアップが期待できそうな数字ですね。

CRCやCROとの違いは?

熟語のように略語が多い治験業界。CRA・CRO・CRCとは何か簡単に紹介します。

CRA

Clinical Research Associate
臨床開発モニター
上記で説明した通り、治験がGCPやプロトコールに沿って行われているかモニタリングするポジションです。

CRO

Contract Research Organization
開発業務受託機関
CROが所属する会社と考えてもらって結構です。(これだけに限らない)
看護師:病院=CRA:CRO
「この病院の看護師」=「このCROのCRA」
という感覚ですね。

CRC

Clinical Research coordinator
治験コーディネーター
治験に関わる患者さんへの治験の説明や観察、バイタルサイン測定をはじめ治験を行う医師の補助などを行う仕事です。治験の看護師といったところでしょうか。

同じ治験に関わる仕事といった意味では混合しそうですが、CRAとは違い、立場が病院側であるため患者と深く関わります。

CRAのやりがい

CRAとして病院側の立場ではなくなることで、今までとは大きく変わるやりがいを以下にあげてみました。

  • 病院勤務で目まぐるしい環境でなくなり精神的にも余裕ができる
  • 規則的な勤務で夜勤がないので平日でも自分の時間がもてる
  • お昼休みにランチができる
  • 土日はしっかり休める
  • 勤務中に椅子に座って仕事ができる
  • 自分の仕事が今後世の中にでるかもしれないものが薬として世にしれる喜びがある
  • 本当に助けを求めている患者さんのために仕事ができる
  • 自分の能力や頑張り次第で仕事の段取りや給料が変わる
  • 実施医療機関への理解や医師との連携の経験が活かせる
  • 現在の医療知識がさらに深くなる

このようなやりがいが看護師の時と変わり、頑張れる要因にもなっています。

CRAに必要な資格とメリット

MRや薬剤師、獣医からCRAへ転職される方もいる中で、看護資格がどう活かせるのかを紹介します。
実は今普通に行っていることが治験業界では大きく有利なポイントとなります。

  • 病院内のおおまかな構造が理解できる
  • 臨床現場で働く中でいろいろな立場とコミュニケーションできる能力がある
  • 医師との連携でも医師の多忙さを知っているがゆえ、同アプローチしていくか事前に対応予測しながら関係性を築くことができる
  • 医療用語や検査項目、電子カルテをよむことができる
  • 学会などの経験があればパワーポイントを含めワードやエクセルなども使える
  • とくに看護師時代の専門領域であった治験であれば理解しやすい。

すでに述べたようにCRAは治験のモニタリングのスペシャリストです。そして実施医療機関と深くかかわります。

私は正直、看護資格が活かせるというより、看護師の経験を活かせる仕事だと思います。そのために会社の中には看護師3年以上という条件を求められます。

病気などで病院に行き、患者の立場から医療者を見たことはありますか?患者さんの気持ちを知る機会であったと思います。同じ立場を経験することで看護師としてどう対象に向き合うかが理解できると思います。

これと同じで今まで医療機関側にいた看護師ならでは医療機関(医師や看護師)にどう向き合う必要があるか理解できると思います。

また、英語力があるとなお良いです。治験は全世界で行われています。治験の法律はアメリカ・ヨーロッパ・日本で作られたものがありグローバル治験ではそれをもとに治験を実施していきます。

これは、世界共通の法律があればどこの国でも治験の結果は引用できるからです。たくさんのデータがあればあるほど治験に関する安全性と有効性が保証できます。

外資系であればもちろん、内資系であっても英語力は大きなポイントとなります。もちろん絶対的に必要であるわけではなく、入社時点では英語力を必要としない会社もあります。入社後に研修などで育てようという考えです。そのため英語に対して抵抗がない、学ぶ意欲が高い、今後伸びるであろう人材を求められます。

私は英語にかなりの抵抗があったので転職したいと思ってから苦手意識克服のために転職前に海外留学へ行きました。就職してから思ったのは「英語は避けられない」です。本当に克服しておいて良かったと思いますし英語力は本当に重宝されます。

私は留学を選択しましたがお金も時間もかかりますし、離職期間がのびるというデメリットもあります。なので英語が苦手な方は例えば洋楽を聴いたり洋画を見たりと少しでも英語と触れておくだけでもいいと思います。

CRAの転職するデメリット

ここでは私も感じたことのあるデメリットから転職を少しでも後押しできるような考えをまとめてみました。

忙しい時期によっては残業がある

基本定時ですが、取り組むプロジェクトによっては残業が続く日々もあります。ただその達成感はかりしれないでしょう。

終わったあとは有休を使って旅行に行くのもいいですし、これはあくまで個人の考えですが現在はどこの会社でも基本残業をさせないように取り組まれていると思います。

事務業務が増えるため体力が衰える、物足りなさを感じる

今まで体を動かす仕事だった看護師だったからこそ、座って仕事を長時間する苦痛があるかもしれません。
その分通勤のウォーキングを楽しんだり、仕事終わりにホットヨガを楽めたり、趣味の範囲が広がるかもしれません。

出張が多い

施設に訪問するために出張が続くこともあります。しかし仕事は半日で終わることもあるため現地の食べ物や現地ならではの街並み、風景を楽しんでください。

また、スーツを着て働ける機会でもあります。

患者と直接関わることができない、医療機関での看護師としてのスキルが衰える

臨床を離れるので看護スキルは衰えてしまうかもしれませんし、患者さんと直接関われないため回復した喜びの声を直に聞くことはできません。

しかし、間接的にではありますが今まで関わってきた患者数の何百・何千倍の未来の患者のために関与する仕事です。
その中で看護師として培ったスキルや知識が活かせることもあると思います。

ライバルがMRや薬剤師で未経験からの転職だと難しそう。

現に私は未経験、看護師からで転職できました。ここに述べているCRAの知識も転職後に学んだものです。
どのような転職対策を行ったかはまた別の記事で紹介したいと思います。CRAの転職に必要なのはそれまでの経験や転職への強い意志と思います。

CRAに転職した結果

看護師は仕事をやめる労力も大きいですし、転職後の不安があればなかなか決断できませんよね。
私は転職をして正解だったと心から言えます。正直、今の人生が楽しくて輝いているのを感じます。

私が転職できた理由のひとつに転職サイトだと思います。すでに述べたように未経験から就職できる会社は減少しており、治験業界のことをまったく知らない中で一から企業を探す労力は計り知れません。

また外資系・内資系という特色以外にもその会社それぞれの雰囲気や方針はぜんぜん違います。自分の条件と会社の条件がマッチしてお互いに求める存在であれば転職後の不安も軽減するかと思います。

なので私は断然転職サイトを利用することをおすすめします。会社の情報から書類選考、面談の練習までさせていただきました。

就職活動経験はありませんでしたが面接のアドバイスもたくさんしてくださったので、本番は不安なく面接にとりくむことができ、面接後即採用をいただきました。就職した今会社の雰囲気は私が希望しているものだと感じますし、転職をサポートしてくださった方々に本当に感謝しています。

まとめ

この記事を読んでくださった方が少しでもなにかの参考になったらいいなと思います。
悩んでいる方も、まずはどんなものがあるのか転職サイトで検索されたうえで検討してみるのもいいかもしれません。

みなさんの人生が少しでも今以上輝きが増すよう願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。